第六地区

 

地区長 島倉 正美

(つつじヶ丘、東急台)

 2023年に玉川学園・東玉川学園地区防災計画が制定されました。地区防災計画は、玉川学園第一地区~第八地区の8名の自主防災隊長が参加する自主防災隊長会議で作成され町内会の幹事会で承認されました。地区防災計画では、首都直下地震のような大きな地震が発生した場合、町内会の役員や支部の役員は、各地区の自主防災隊に参加して救助活動や消火活動などの防災活動に参加するとしています(役員の責務)。また、発災時には、町内会会員だけでなく地域住民およびこの地域に居合わせた人々の為に活動することになります。
《町内会の現状》
 町内会会員の減少に歯止めがかかりません。転居してきた若い世代の加入は順調とは言えません。また、高齢者世帯の退会も多くみられます。
《大きな問題》
 防災の観点から、この状況はよくありません。
 大きな災害が発生したときに、地域組織(町会・自治会、自主防災組織など)に属さない、且つ、ご近所同士のお付き合いも希薄という世帯は、発災時の防災活動から取り残される可能性があります。実際、阪神淡路大震災をはじめ多くの震災で、初期の防災活動から取り残され遺体で見つかった事例が報告されています。逆に、ご近所の方からの通報で、自主防災組織によって助け出され命拾いした例も多数報告されています。住人同士の結びつきが強い地域の人的被害は少なくなっています。
《今後の活動》
 「町内会に入っていてよかった。」このような声が聞こえてくる町内会を目指しています。
 「町内会に入るメリットは何ですか?」転入してきた若い世代からよく聞く言葉です。自身や家族の命が守られる可能性が高くなるというのは、とても大きなメリットだと思います。家族を家に残して職場に出かけている間、いざというときに手を差し伸べることができるのは、ご近所の人々かもしれません。しかし、親しくしているご近所が不在だったらどうするのでしょうか。最終的に頼りになるのは自主防災隊や町内会です。当地の自主防災隊は、町内会を母体として結成されていて、町内会から様々な支援を受けています。是非、町内会に加入することをお勧めします。また、高齢者世帯は町内会に留まることを強くお勧めします。

更新日:2024/3/31

掲載@広報部