この町の自慢の桜並木。これらは玉川学園の創立者、小原國芳先生と生徒たちによって、昭和の初めごろに植樹されたものです。小さな苗木ひとつひとつの根に土をかぶせながら、先生方は町の未来に思いはせられていたことと思います。
桜の寿命は六十年といわれていますから、それらのなかにはやはり、地域の方々の細やかなケアが欠かせないもの、また、残念ながらダウンしてしまったものもあり、さみしいかぎりです。
それでもなお、ごつごつとしたこげ茶色の枝から、つやつやとしたベージュの新しい枝が伸びていたりするのを見ると、まだまだやる気十分であるのが感じられて、ほっとします。そして春になれば、毎年忘れることなく、町全体をピンクにするほど、こんもりと花を咲かせてくれます。
私よりもずっと長い月日をこの町で過ごしてきた桜の木々。そんな強く美しい先輩方に敬服の気持ちを抱かざるをえません。
文・画 村山尚子
投稿:@広報部
3月 14 2017
この町 おさんぽコラム 11号”桜”
この町の自慢の桜並木。これらは玉川学園の創立者、小原國芳先生と生徒たちによって、昭和の初めごろに植樹されたものです。小さな苗木ひとつひとつの根に土をかぶせながら、先生方は町の未来に思いはせられていたことと思います。
桜の寿命は六十年といわれていますから、それらのなかにはやはり、地域の方々の細やかなケアが欠かせないもの、また、残念ながらダウンしてしまったものもあり、さみしいかぎりです。
それでもなお、ごつごつとしたこげ茶色の枝から、つやつやとしたベージュの新しい枝が伸びていたりするのを見ると、まだまだやる気十分であるのが感じられて、ほっとします。そして春になれば、毎年忘れることなく、町全体をピンクにするほど、こんもりと花を咲かせてくれます。
私よりもずっと長い月日をこの町で過ごしてきた桜の木々。そんな強く美しい先輩方に敬服の気持ちを抱かざるをえません。
文・画 村山尚子
投稿:@広報部
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